個人情報ほご自治会

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Google検索結果の中身について

 Google検索の細かい話です。例えば5ちゃんねるに個人情報が投稿され、それをGoogleで検索したとします。そのときの検索結果の見方、特に「5ちゃんねる掲示板」に絞ったときの事例です。

 

 まず青文字で大きめに表示されるのは、スレッドタイトルになります。

 その下には緑色でURLが表示されます。この中に「5ch.net」がある場合は削除申請先は「5ちゃんねる掲示板」です。「2ch.sc」がある場合は「2ちゃんねる掲示板」です。似た文字列であってもそれ以外の場合は、ミラーサイト(コピーサイト)が申請先になります。

 この緑色のURLの右端に下向きの三角「▼」がある場合はGoogleに「キャッシュ」が存在することを示します。キャッシュとはGoogleがあるタイミングで保存した、そのサイトのデータのことです。この三角をクリックすると、キャッシュという文字が表示されますのでクリックしてみてください。内容と一緒に、最上段には以下のような文章が表示されているはずです。

 

これは Google に保存されている (URL)のキャッシュです。 このページは 2019年X月X日 XX:XX:XX GMT に取得されたものです。 そのため、このページの最新版でない場合があります。

 

 表示されている日時の状態が保存されていることを示しています。すでに掲示板では消えていても、この日時=消える前の状態がGoogleでは残っているのです。これも不特定多数の方に見られる恐れがあります。掲示板側が消えているのであれば、Googleに対して削除申請することで消してもらえます。

 さらにその下に、内容の一部が抜粋されます。これを「スニペット」といいます。ここにも個人情報が表示される場合があります。これもキャッシュと同様最新の状態ではありませんので、削除申請する必要があります。

 キャッシュとスニペットは個別に申請する必要はなく、対象のURLを削除申請することで一括して対応されます。

個人情報をGoogle検索結果から消したい! - chizunokai’s blog

 

 なおGoogleへの削除申請は弁護士に頼む必要は全くなく、簡単に自分で行えます。また、掲示板側が消えてさえいれば、放っておいてもいずれ消えます。(ただしコピーサイトは個別に削除申請する必要があります)ご参考になさってください。