個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

そこに我々はいません

 インターネット上で名前と住所を晒された場合に、どんな対策を取れば良いのかを考えます。半分は思いつきレベルですので、あまり真剣に読まなくても良いかもです。

 

私は「そこからいなくなること」が重要だと考えています。

 

 これには、色んな意味があります。ひとつは、当たり前ですが単純に引っ越してしまうことです。その住所に住んでいなければ、少なくとも匿名者や不特定多数からの脅威に怯えることは、殆どなくなると言っていいと思います。しかしながら、誰でもそう簡単に引っ越せるわけではありません。ご家族の都合、仕事や通勤通学に影響する、あるいはお金の問題等で引っ越せないという方も多いと思います。(それでも私は選択肢として常に頭の片隅には入れておくべきと思いますが)では、引っ越せない方が取れる対策として、何か考えられることはあるでしょうか。以下、私が思いついたことを列挙してみます。

 

⓪名前を変える

⇒改姓改名は難しくとも、旧姓に戻す(旧姓が某に載っていない場合ですが)、仕事だけで使う名前を用いる・・・色んな方法が考えられます。もちろん全員が可能なわけではありませんが、案外できることはあります。例えば、仕事上では漢字だけを変更する等です。渡辺さんなら、渡邉や渡邊等。もともとこの漢字なんです、と言えば深くは追及されないでしょう。

①建物名称、部屋番名称を変更する

⇒住所面での対策です。家主なら可能でしょうが、晒されたものと違う建物名に変更してしまいます(例:○○荘⇒ハイツ○○)。あるいは、他人に教える側を実際と違う名前にしてしまうか、そもそも建物名称は教えないというのもありでしょう。部屋番号も、101号室ならば、A01にする等。これくらい変えても郵便等は問題なく届くと思います。ご不安なら自分で自分宛てにハガキでも出してみれば確認できます。

②表札を出さない。出すならフルネームを止める、仮名遣い変更、横文字に変更等

⇒フルネームや家族全員のものを出すのは避けるべきです。逆に一人暮らしの女性の方ならば、防犯のために仮想の男性の同居人を入れるのもアリかもしれません。

③同姓同名だが自分とは全然違う属性を持つネット上だけの人物を作り出し、公開する

⇒それなりのリスクと迷惑性が考えられるので、とりあえず詳細は説明しませんが、逆SEO的な意味も含めて方法はあるのではないかと思います。

④ネット上に出てくる自分に関する情報を出来る限り削除する

⇒これが一番重要です。晒されたデータと紐付けされないよう、出来る限り削除しておくべきです。

 

 それともうひとつの「そこにいないこと」の意味について考えを述べます。これは某事件の被害者の方々に関する話です。被害者の方は当然事件の解決のために今現在尽力なさっているのですが、それだけに貴重な時間を全て費やしてはいけないと思います。経済的にも精神的にも、今の生活をとにかく充実させることを忘れないでいただきたいです。そして友人知人や仕事関係での人脈を大切にすることも同様です。

 ネットの向こうにいる悪意を持った人物は、我々がまだ「そこ(底)」にいると思って攻撃してきています。ですが、載った人は全員もう底にはいないはずです。過去地獄を見たけれど、ある決断をして解放された経験を既に皆お持ちなのですから、後はもう上昇するのみ。こんなしょうもない個人の承認欲求を満たしたいだけの事件のために(政治的意図や社会的信念によるものではないと思ってます。信念ではなく私怨です)、完全に立ち止まらないで欲しいです。人によって今置かれている立場も苦しさも全然違うのだということは承知しておりますが、それでも今は9月とは状況は違います。もう動いているのは1人や少数ではありません。自分に出来る範囲でやれること「だけ」をやりましょう。もちろん、今後のことを考えて色々と勉強して自分に出来る範囲を広げることは良いと思います。私も頑張ります。