年末に向けて
特に目新しい情報もなく、良くも悪くも落ち着いた状態です。それはつまり、古いデータが少しずつ劣化しているということでもありますので、既に載せられてしまった方にとっては悪いことだけではありません。ただ、これから載る（可能性がある）方にはそれは関係ない話ですが・・・多くの被害者がいることは、それだけ多くの同じ思いを持たれている方がいるということでもあります。色んな「繋がり」を持った方も、その中には含まれています。困っているのは貴方だけではありませんし、裏で進んでいることもきっとあります。そう考えて、しっかり毎日を過ごしたいところです。
例えば１万円払ったら、自分のデータを消してくれるのならいっそ払ってしまおうか、という気持ちになるかもしれません。「万一消えなくても、それほど大きな金額ではないし」ですが、これだけは絶対にやってはいけません。これは、そのデータが実在していて、かつ本人が掲載に気づいていて、かつ今まさに困っているという、犯人側にとって貴重な情報を全て与えることになりますから、必ずもっと酷い被害へと発展します。サイト運営で収益が得られるとなれば、類似サイトの増加も招くでしょう。ここは毅然とした対応をしたいです。
行政の動きについて。例えば、個人情報保護委員会は12月25日にも開催されています。
公開された議事を見ると、「監視監督について」議論されており、何かしらが「原案の通り決定された」とあります。内容は非公表です。ああ、某件に関する対策案がが何かしら決まっていたらいいなあ、などと勝手に思うわけです。実際は全く関係ない話の可能性のほうが高いのでしょうが。ちなみに委員会を構成している人物は公開されてますから、そこへの個別凸は有効かと思います。今後はどこかそういう場所での強力な味方を見つけたいです。
今回のような事件は、実はまったく新しい事案、というわけではありません。色々調べると、悔しい思いをしてきた方は昔から沢山いることがわかってきます。例えば、電話帳をネットに転載したサイトがあります。昔から存在しており、今もあります。それに載っていない人の多くは、所詮他人事ですのでどうでもいいと思っているでしょう。しかしその一方で、載せられて本当に困っている人もいらっしゃるわけです。その削除のために活動を長く続けている方は、今の状況をどう見ているのでしょう。また、いつか全く別の個人情報暴露サイトが発生したとき、私達はそれをどういう目で見るでしょうか。いま無関係だと思っている人や、観衆のつもりで遊んでいる人も、いつ何が起こるかは本当にわからないです。突然とんでもない事態に巻き込まれる可能性は誰にでもあります。そういう危機感を多くの人が持てば、少しは流れが変わってくるのではないかと思います。
年末は、行政機関が基本的にお休みになります。それもあって、犯人側が次の手を仕掛けてくる可能性を懸念している方も多いのではないかと思います。ですが、まだ起きてもいないことを過度に心配しても仕方がありませんし、仮に起きても我々にできる自衛手段や対抗策はこれまでと全く変わりはありません。せっかくのお休みですから、きちんと休みを取り体と心を少しでも癒すことに使いたいです。どうしても何かやるという場合は、個人情報保護法改正への提出意見の作成や、その他行政議員などへの陳情の作成に充ててみてはいかがかと思います。少なくとも、サイトに何か変化が起きないか気になって細かく監視する事に時間を使うのだけは、止めたほうが良いと思います。私としては折角ですからネットから遮断して外に出る時間を作ることをおすすめします。ごゆっくり！
