個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

水平展開すべき③⇒インターネット上の海賊版に対する 総合的な対策メニュー及び工程表について

 続けます。が、最初は細かく色々書こうと思っていたのですが、それをやると朝まで時間がかかりそうなので止めときますw 自己満足になりますし・・・

 

 さて、政府主導の海賊版対策は、それなりの時間と人数をかけた議論を経たうえで策定されたものの筈です。そして漫画村開設が2016年1月で閉鎖が2018年4月、運営者の逮捕が2019年9月ですから、閉鎖までに2年以上・逮捕までに3年以上の時間を要したわけです。一方「官報の個人情報拡散事案」については、サイト開設は2018年12月であり問題が急拡大したのが昨年の3月です。しかもそのサイトは閉鎖され、一度は鎮静化しました。このことから海賊版対策と比べると、深い議論はまだなされていないと考えられます。

 また、被害者側が実現して欲しい対策は、海賊版事案も官報の個人情報拡散事案も殆ど同じです。具体的には以下の3つではないでしょうか。

 

①サイト閉鎖及び運営者の逮捕

②Google等のサーチエンジンからの除外

③データの裏流通の防止

 

 これから全く別個の事案としてゼロから議論を重ねても、入口=サイトを閉鎖できない理由が同じで出口=目標も同じなのですから、やるべきことも大半は重複する筈です。ならば最初から海賊版対策で得た知見をしっかりと活用(水平展開)したうえで議論を進めていただきたいと考えます。

 

 特に、「検索サイト対策」と「フィルタリング」「リーチサイト対策」、「ブロッキング」などの各メニューに関して今最前線で動いている担当者がお持ちの知見は、ぜひ個人情報拡散事案に水平展開し、効率化の為に活用していただきたいと思います。そうすることで多角的な視点から状況把握が進み、海賊版対策のほうも加速化できるのではないかと考えます。