個人情報ほご自治会

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意見書作成②_「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直し 制度改正大綱」に関する意見募集について

 2020年1月10日に全国青年司法書士協議会が発表した意見書は、個人情報のネット晒し被害者にとって心強い内容でした。以下です。

 

「個人情報保護法いわゆる3年ごと見直し 制度改正大綱」に関する意見書

 

上記意見書は、主に3つの意見で構成されています。

①オプトアウト規定における執行の強化について(11頁 第3章 第1節6(1)に対して)

・オプトアウト届出事業者だけではなく、未届出事業者についての罰則規定が必要

(要は連絡先の無い防弾ホスティングを使う事業者も意識した罰則の必要性です)

 

②オプトアウトの対象となる個人データの限定について(12頁 第3章 第1節6(2)に対して)

・データの取得方法とその内容についての検討不十分性を指摘

・破産者マップ及び類似事件についての対策を次法改正に盛り込む必要性を指摘

・「破産・再生」等の情報をオプトアウト適用除外とすべき(既存某社はデータが使えなくなると思われます)、さらに要配慮個人情報にも加えるべき

 

③事業者の守るべき責務 適正な利用義務の明確化について(16頁 第3章 第2節2に対して)

・インターネットを用いた不当行為に対するペナルティ明文化の必要性を指摘

 

 ざっとこんな感じです。まあ私が要約するまでもなく、とても判り易い内容となっています。私の出したい意見も概ね司法書士会のものに沿いますので、活用させていただきたいと思っています。明日までに書士会の意見書を参考として、さらに個人的な考えを盛り込む形で意見を出せるよう頑張ります。