「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直し 制度改正大綱」に関する意見募集の結果について
先月まで募集していた、「個人情報保護法 いわゆる3年ごと見直し 制度改正大綱」に関する意見募集結果が公表されました。以下URLより。
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=240000058&Mode=2
のべ意見数は887件と、前回の中間整理のときの525件から大幅に増えました。この法律に関する関心の高さがうかがえます。意見提出者は、団体・事業者が65者、個人が214者となっています。前回の中間報告時は団体・事業者が54者、個人が83者でしたから、特に個人の意見が急増したことがわかります。もう我慢ならぬ!ということだと思います。
意見の多かったものの件数もまとめられており、以下の通りです。
()内は前回の件数
・利用停止等・・・108件(65件)
・漏えい等報告等・・・81件(35件)
・端末識別子等の取り扱い・・・73件(ー)
・仮名化情報の創設・・・67件(ー)
・オプトアウト規制・・・67件(43件)
ということで、端末識別子と仮名化情報の創設の話にスポットが当たっていることがまずわかります。これらも重要な話ではあるのですが、とりあえず置いておいて。利用停止や漏洩報告関連、そしてオプトアウト規制についても意見が増えたことがわかります。というか全部について意見が増えてますから、前回と比較する意味なかったですw ごめんなさい。
以下のリンクに意見の全体が、400ページを超えるpdfファイルにて提供されています。
https://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000198238
特に個人の熱い意見が沢山公表されています。具体的な実例を示して意見を出している方が多いと思われ、その多くは(略)されています。その部分は公開することはできなくても、中の人にはきっと見てもらえた筈です(実際きちんと公開すべきものとそうでないものが区分けされているのを感じましたので)。この結果を受けて、どのような修正が入るのか、待ちたいと思います。