5/27衆議院内閣委員会
えーまず最初に。委員会の進み方ですが、趣旨説明(主旨ではない)を経て質疑・討論・採決と進むようで、その一連の流れを審査というそうです。知らんかった。委員会=審査、本会議=審議。というかちゃんと意識して分類してませんでした(今後もできる自信なし)。議会用語の使い方は色々間違ってる可能性があるので、正しくは専門家とか国会のHPをご覧くださいね。ちなみに社会の選択科目は地理です!
<個人情報保護法改正に関する討論>
塩川議員(共産党)
反対。リクナビのような事例が今後起きないと政府は答弁できていない。また、「恐れ」の基準も示せなかった(※個人の権利拡大に関する要件の話)。本法案はいわゆる「忘れられる権利」には程遠いもので、実質的に個人の権利利益が守られるものになっていない。(以降、仮名加工情報等の話の為省略。)経済団体の要望を優先し、国民の求める権利保障を蔑ろにしてきた。(強化する)罰則をみても、EUのGDPRは数十億円であるのに対し、日本は極端に貧弱(※最高で1億円です)であることは明白。日本企業がEUで商売する場合はGDPRを遵守しているわけであり、企業の要望は身勝手である。GAFA等のIT企業は、利用者の情報を集積し、その利用で巨万の富を得ている。緩い保護・甘い規制では巨大企業から個人の権利利益を守ることはできない。今必要なのは、忘れられる権利も含め、本人が個人情報をコントロールできる仕組みにすること。
(採決に入る⇒賛成多数で原案の通り可決。附帯決議案の採決に入る⇒可決)
ということで、衆議院内閣委員会は通過。次は衆議院の本会議へ行きます。しかしまーとにかく議論足りてませんね、とだけ。
5/22の委員会ニュースが出てました。
私のまとめなんかよりも色んな意味でこっちが正ですので、お読みくださいませ。
なおあくまで個人的な感想ですが、冒頭に「1 個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律案」と書いてあるわけですが、主な質疑事項を見ていくと、おひとりだけ「ん?」となるのは自然な気持ちではないでしょうか、とだけ。