個人情報ほご自治会

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証拠の保全方法_pdfファイル化する(2020/8/2更新)

内容微調整して再掲します。後で余裕があれば画像付き解説にする予定です。

悪意あるホームページにあなたの個人情報が不名誉な内容を伴って掲載されてしまったとします。あなたは直ちに警察に被害届を提出し刑事告訴、さらにはサイト運営者を民事で訴えることにしました。このような場合、証拠を被害者の側でしっかり残しておく事が必要になります。そのやり方を解説していきます。

ホームページを「民事裁判の証拠として有効となる状態で」保全する場合、単なるスクリーンショットだけでは不十分となる可能性があるのです。大体裁判になる頃にはページは閉鎖されています。そこでスクリーンショットを出しても、相手が「それが本物かどうかわからない」と指摘してくる可能性があります。そこで、サイトの内容だけでなく、保全した日時とURLが同時に含まれる状態でファイルを作成し保存したほうが間違いないです。

 

その簡単な方法として、pdfファイル化する方法を記載しておきます。ブラウザがchromeの場合です。

 

①右上の「設定」より(・・・を縦に並べた模様のところです)「印刷」を選び、

右上の「送信先」から「PDFに保存」を選びます。

②「詳細」をクリックし、出てくるメニューの中にある「ヘッダーとフッター」にチェックを入れます。これで日付とURLが入ります。

③最後に「保存」を選んで、自分のわかる場所に保存します。これで証拠ファイルの作成完了です。

 

 これでURLと日付を含んだpdfファイルが作成できます。pdfファイルはごくごく一般的な保存形式ですので、取り扱いが便利です。例えばSDカード等に保存してコンビニに持っていけば印刷可能です。注意点としては、ホームページの構造によっては、単純なpdfファイル化ではレイアウトが崩れてしまう場合があります。その場合はサイズを調整する等の工夫が必要です。難しい場合は、面倒ですが地道にスクロールしながらスクリーンショットを撮っていく(PCなら、日時が入る形で撮影する)等すれば良いかと思います。