個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

クリスマスのおもひで

クリスマスと年末が近づいてまいりましたが、元気に過ごしてますでしょうか。

私は仕事の方が超忙しい状況で、ブログやその他含め書いてる余裕があんまりありません。精神的にもなかなかのプレッシャーがかかってますが、それでも仕事が忙しいということ自体は良いことだと思っています。まあ収入には直結しませんが(残業代付かない涙)・・・それでもこのご時世ですからありがたいことです。

 

それはそれとして。毎年クリスマスになると、思い出すことがあります。子供の頃の学校での話です。

 

親が離婚したか死別した等の、いわゆる「片親」の子供が、当時私も含めて数名いました。その子達はクリスマス前になると職員室に呼び出され、謎の「プレゼント」を渡されます。中身は大抵手編みのマフラーとお手紙。お手紙の内容はもう全然記憶にないですし、マフラーもいつのまにか何処かへ(ごめんなさい)・・・なんですが、この行事?が存在したという記憶だけは、いまだに残ってます。お礼の手紙を書くように先生に言われて、どこのどなたか判らない方(たしか高校生の匿名のお姉さんだったかと)へ、どんな返事を書こうか毎回四苦八苦していたからかもしれません。

 

この行事の存在理由が、当時の私には全く理解できませんでした。そしていまだに理解できていません。別に可哀そうな子供扱いされて腹が立った、という訳ではありませんし、もちろん偽善だ押し付けだと批判したい訳でもありません。ただ、当時の私はそれを貰う理由が自分に無いと思っていただけです。私にとって親が一人しかいないことは、それ以上でもそれ以下でもない、ただそれだけのことでした。もちろんそう思わせてくれたのは、親の努力なんだと今は思いますが。私の親は、私が貰ってきたプレゼントをどんな気持ちで見てたんだろうなぁ、と。片親であることの不利がないように一生懸命頑張って育ててるのに、事情も知らない他人から「あなたのお子さん親がいなくて不幸だからこれどうぞ」みたいな風に感じてたのでなければ良いなと。善意で傷つく人がいたんじゃ、誰も得しないので。一生懸命作ってくれたのだとしたら(たぶんそうでしょうし)余計切なくなります。手芸部とかの顧問の押し付け行事であったことを祈りたいw

 

他人の幸せも不幸せも、あるいは良い人なのか悪い人なのかも。いわゆるクズなのか、または実は世の中に貢献している人なのかも。ほんの一握りの情報(それも過去の
)からだけで、正しく判定できる筈がありません。勿論、それでレッテルを貼って人を判断するのは個人の自由です。その情報がもう決定的に不幸だNGだ、と思うのもまた自由。ですがそこにいくらかの想像力が加わっていれば、もっと良い方向にできたのでは・・・と思う事は世の中に結構あるように思います。

そして世の中には、前述のような善意ではなく、悪意を持って行動する人もいるわけで。まあこれ以上は私のレッテル押し付けになるので書きませんが、何事も視野の広さと想像力って大事だな、と。自分が見えているものが全部だと思っていると、けっこう間違えます。海は思っているよりも深いし宇宙はとんでもなく広い。なんのこっちゃ。

 

では良い年末を。