ネット中傷対策、侮辱罪に懲役刑導入へ
昨日の読売記事ですが、昨今のネットを悪用した誹謗中傷対策として、侮辱罪が厳罰化するそうです。
時効が3年に延び、また1年以下と短期とはいえ懲役刑の可能性があるという内容です。リアル世界での誹謗中傷と違って、ネットを使ったものは相手の特定が困難ですし、またサーチエンジンのせいで被害が永く残る場合もあります。状況は現行法が想定している範囲を大きく超えています。ゆえに厳罰化することは最早避けられない時代の流れだと思います。
芸能人やスポーツ選手、政治家の多くはネット上で誹謗中傷の被害に受けていて、上記記事でもそれらがきっかけのひとつであるというような記述があります。
しかし実際には、普通に生きているだけの一般市民であっても、突然とんでもない目に遭う事態が数多く発生しています。誰かと顔が似ている、名前が同じ、たまたま今そこに住んでいた・・・あるいはどこぞの個人情報が漏えいした、虚偽のリストが晒されている・・・いつ自分が被害者になるかわかったもんじゃないです。今調子こいていても明日には被害者になるかもしれない。加害行為はむしろそのリスクを高めるだけである。そういう想像が少しでもできれば、加害者が投稿のエンターキーを押す手も少し重くなるんじゃないかと思いたいのですが、なかなかそうもいかないようなので厳罰化しましょう、ということだと思っています。自分事だとちゃんと考えて、私も気をつけたいです。