8/28総務省_発信者情報開示の在り方に関する研究会(第5回)
総務省「発信者情報開示の在り方に関する研究会」の5回目の会議が行われており、その資料も公開されています。
資料たくさんあって全部読むのはなかなか大変です。まだ詳しく読めていませんが、募集意見結果は読む価値あると思います。また、とりまとめ案の中で、前回資料から追記された部分があります。以下です。
「発信者情報開示請求に係る制度の趣旨は、匿名の陰に隠れた誹謗中傷や著作権侵害等の他人の権利を侵害する情報発信を行うことは許されず、権利侵害を受けた者の裁判を受ける権利の保障という重要な目的を達成するため・・・」
これには全く持って同意です。意見募集結果を見ると表現の自由の観点等からの反対意見も多くあるのですが、それはあくまでやり方についての反対意見であって、上の趣旨そのものに反対している訳ではないと考えます。今後議論がさらに深まり、世の中が少しでも良い方向に変わっていけば良いなと思います。
これに関する新聞記事。
記事によると省令はすぐにでも改正されるようですね。SNSなんかを登録するとき、電話番号を使って行う場合がよくあるわけです。これは1人が複数アカウントを所有することの防止目的だと思います。電話番号を使って登録されたアカウントから誹謗中傷行為が行われた場合は、今後以前よりも簡単な手順で発信者を特定できるようになるわけです。弊害が出ることも考えられますが、基本的には良い方向ではないかと思っています。