個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

報復行為について

 5ちゃんねる掲示板や2ちゃんねる掲示板では、削除申請が通った場合、書き込み内容が綺麗さっぱり消滅するわけではありません。具体的には、投稿者の名前や書き込み日時、書き込み内容は全て「あぼーん」という単語に置き換えられます。つまり、何が書かれたかは他人には全く判らなくなりますが、そこに何かの書き込みがあった、という痕跡自体は残ります。

 つまり悪意のある投稿者は、あなたが投稿に気づき、掲示板に対して削除申請を行い、申請が通って削除されたこと、をおそらく検知可能です。削除を知ったとき、悪意のある投稿者は更なる投稿を繰り返す可能性があります。削除に対する報復行為です。これをどうやって防げば良いのでしょうか。例えば、警察による捜査の結果相手が逮捕されるか、あるいは相手を特定し民事裁判を行い勝訴する、等は有効でしょう。ですが、それら以外にはこれといった有効な手段がありません。いったいどうすればいいのでしょうか?

 こればかりは、ケースバイケースとしか言いようがありません。一回削除されれば、危険を察知して以後一切投稿せず隠れる者もいるでしょうし、逆に面白がって投稿を繰り返す者もいるでしょう。投稿者の特定がされにくくなる工夫をしたり、法的にグレーに見えるよう書き込み内容を微妙に変化させきたりなども考えられます。弁護士を通じて削除させれば、相手が弁護士介入を知った時に威嚇になるかもしれません。しかし逆にお金が発生していることを逆手にとり、再投稿してくる可能性も出てきます。慎重な対応は必要になりますが、かといっていつまでも放置しておくことはできません。いつどうやって削除するか、はインターネットの人権侵害被害者にとって非常に難しい問題です。

 専門家に相談して意見を伺うのも有効と考えます。警察・行政機関・弁護士無料相談などを介して色々な意見を聞いてください。そして最後はあなた自身が判断するしかありません。個人的な意見としましては、「行政が動いた」という事実は悪意のある投稿者にとっての牽制になると考えます。行政をうまく利用し対処できるようしていきたいところです。