個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

偽のフィクションvs真のフィクション

 大きな動きがない状況なので、個人的な考え+少し妄想の入ったことを書いてみます。私は、某の法的告知に書いてあることは、某のサイトを削除できないことに対して何の意味も効果も及ぼしていないと考えています。あの記載が仮に無かったとしても、今の状況は何一つ変わっていないと思います。それは、そのような記述のない同様サイトが存続していることからも明らかです。では、何故運営者はあのような文章を載せたのでしょう。

 

 威嚇・示威、論点ずらし、あるいは不安の表れ・・・色々考えられますが、考えるだけ無駄でもあります。あのページには、本当になんの意味も価値もありません。個人的には、運営者があの文章作成にどれくらいの労力をかけたのかだけは物凄く興味がありますが・・・

 

 もうひとつ、ある意味で重要な記載がサイトには散りばめられています。「フィクション」です。よくテレビドラマなんかでも、最後にそのような表示が出るわけですが、あれにどれだけの意味があるのでしょうね。ひとつのクレーム対策なのでしょうけれど。ネットに載せられた文章の場合、そのページのどこかにフィクションという記載があったとしても、Google検索では文章の一部が切り取られて検索には出てきてしまいます。困ったものです。

 

 そんなことをぼけーっと考えていましたが、もし完全に偽のデータを載せたコピーサイトをたくさん作成し防弾運営(まあ防弾じゃなくてもいいかもですが、一応)した場合、Google検索はいったいどうなるのかなあ、Googleはどうするのかなあ・・・なんて思ったりしました。偽のフィクション(つまり本物)が削除できないのならば、真のフィクションデータを世に溢れさせてしまえば、はた目にはどれが本物なのか一切わからなくなります。例えば、誰かの名前で検索すると、大量の住所がヒットする・・・あるいは、ある住所で検索したときに、そこには住んでいない人の名前が大量にヒットする・・・どうしてもGoogleが手を打たないのなら、そのようなフィクションサイトを大量供給することでデータの価値、あるいはGoogleの存在価値を落とすことが、いずれ対策として浮上してくるのかもしれません。少し前にキュレーションサイトが問題になり、Googleは全体的にそのようなサイトが検索に出にくくするような対処を行いました。(例えば何かの怪我や病気について対処を検索したときに、素人が書いた間違った対処法が検索上位に出てきていました)同様に、偽の個人情報を大量掲載したサイトが世に溢れれば、個人情報サイト全体を検索に出にくくするような対処を行うのかもしれませんね。もしGoogleが検索結果を企業の資産と考えているならば、その資産に嘘を大量に混ぜ込まれたとき、どう対処するのか・・・この事件は個人vs個人だけではなく、個人vs企業の側面もあります。

 

 ちなみにもちろんこの文章はフィクションです。もしそのようなサイトが今後登場しても、我々とは一切関係ありません。