個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

先のこと

目先のことも大事なんですが、先のことも考えないといけないと思っています。やはり中心になるのは「サーチ」の事ですね。問合せ窓口がどこだかさっぱりわからない、ようやく見つけたフォームから送信してもテンプレ回答以外来ない、その理不尽な回答に何回返信しても暖簾に腕押し、ようやく対応されたと思ったら、嫌がらせとしか思えないリンク掲載・・・てめえらの血は何色だ?と言いたくなってしまいます。色々理屈をこねくり回しても、結局のところ「とにかくなるべく何としてもできるだけ死んでも削除したくない」「検索結果は我々の資産だ」という思想が透けて見えるわけで。その結果、被害者から見れば検索機能が実質的に加害者にも見えてしまうことすらあります。大多数の利益のためには少数の損失は仕方がない?その少数は命すら失う可能性があるのに。それで企業としていいのか。

例えば、自動車メーカーは自動車事故の対策として安全装置の開発に取り組んできた結果、交通事故件数を大幅に減らすことに成功しています。もちろんまだ事故撲滅など遠い先の話かもしれませんが、少なくとも本気で事故を無くしたいと思って努力しているのは間違いありません。自動車に限らず、メーカーの品質保証や安全性向上に取り組む開発者は、事故の悲惨さをよく知っています。一方であっちはどうでしょうか。ネット経由での名誉棄損とか人権侵害の件数、どんどん増えているような気がします。そしてその一翼を担っているのが検索機能だと思うのですが?これは一切データ調べてないのでわかりません個人の感想ですけど。ネットのせいで大変な目に遭った方の事例、企業側はどれだけ把握しているんでしょうか。自分達のサービスが起因となって発生した事件のことを。そういう事例が、一体どれだけサービスの改善に活かされているのか。

 

大昔はもっと個人の話を聞いてくれる会社だったみたいですけど、今は働いている人の姿が全く見えないというか、人間味の感じられない会社になってしまったように思います。はいこれも個人の感想です。ただ、中の人はどんな未来を見据えて仕事してるのだろう。少しどころかけっこう不安になってしまいます。

正しく言うならば、サーチが悪いのではなく悪意を持った輩がサーチを悪用しているだけである。それはわかっているのですが、企業はそのあたりどう認識しているんでしょうね。あくまで「法的に問題ない」とだけ言うのなら、それは我々から見ると、悪意を持って法の抜け道を探す輩と大して変わらないのです。

 

※言い過ぎたのでちょい表現を修正しました。

 

 

点とか線とか

算数で数字を習うわけです。「1」ってどういう意味ですか?と。先生曰く、「リンゴがここにあります。これは何個ですか?」「いっこ!」「はい、これが1です。」みたいな感じのやり取りがきっとあって、なんとなく雰囲気で理解するわけですね。なんとなくわかった気になれて、それで殆ど人生においては支障が無い。言語・言葉の良くできてる点だと思います。

さて、算数から数学になると数字の概念が拡張されて、今度は「1.0」とか出てくるわけです(算数でも分数の時点で出てくるか。まあ細かい話はどうでも良いのです)。下手したら「1.0000000・・・」とか。どこまで続くねん、と。そして疑問を持つわけです。あれ、1ってどこからどこまでが1なんだろう。例えば1と1.01の間には、1.009があって。そして1.009の前には1.0089が・・・とか考えると、最終的に1って存在するのか。だって境目がないじゃん。まさかとは思いますが、この「1」とは私の想像上の存在ではないのでしょうか・・・とか思ったり。何を言っているのかわからないと思いますが、私にも良くわかりませんw

でもグラフなんか書こうものなら、もっとわからなくなります。例えば「Y=2X+1のグラフを描け」なんて問題がテストで出たとします。しかしそもそも線を引くことなんてできるのか?だってその式を通る「線」って目に見えないほど細いのでは?っていうか数字の境目なんて線で表現できなくね?そんなの描けないよ!だから正解は「白紙」だ!→果たしてテストでこれ主張して〇を貰うことは可能なのか?いやあ数字って不思議ですねえ。

 

こういういまだによく理解できていない「数字」を使う仕事をしております。ちゃんと理解していなくても、どうにかなるもんですね。でも・・・例えば何かのテストをして、自分に都合のいい結果が出たとします。すると直ちに「こういう改良をしたらこういう結果が出た。つまりこれは効果(有意差)がある!」という結論を出したくなります。でも、短絡的にそう結論付けると結構な確率で間違えます。良くあることです。精度とか実験順とか、なんやらかんやら色んな理由で誤差が大きくなることもありますし、何よりも多面的な視点で物事を観察しないと、現象は正しく捉えることはできません。遠くから見たらカブトムシかな?と思って近づいたらゴキブリだった、って経験ありませんか?ちょっと違うかw

 

あるデータといわれるものがあって。それは何かしら過去の誰かの不名誉な事象があったことを示すものであったとします。でも、それはあくまである過去の「1点のみ」を示すものに過ぎません。それは決して誰かの全てを示すデータにはなり得ませんし、それだけから解ることなど何もありません。それで貼ったレッテルなど、一面的に事象を見て強引に結論付けただけの、無価値な解析です。その解析結果を指針として今後の人生を生きていくのだとしたら、私はその人に対しては「お疲れ様です・・・」としか言いようがありません。それでも別に生きていけるんでしょうけどね、私から見えている世界とは違う世界を、どうぞお生き下さいませ。

こんな意味もないデータの存在に怯え、それを消そうと必死になる労力は、「公」が動き出した今となっては、もっと別のことに使ったほうが基本的には有意義だと思います。もちろん出来ることはやるとしても、貴重な時間や精神力を全て注ぎ込む必要は無いと思います。コスパ大事。あれ?結局数字かw今は関わる人も増えたし力のある人も増えました。1人くらい手を抜いても動きはもう止まりませんよ。大丈夫。動かすまでは大変でしたけど、動き始めたらもう容易には止められません。慣性の法則。

こんな精神論は気休めにもならないのは承知の上です。でも、少なくとも過度に自分を卑下することはないと思います。ひとつのことで全否定してくる奴は、あれだから関与しない。それで良いと思っています。ふつうの人は、もっと多角的に人を見て判断しますよ。

 

 という感じで、せめて夏休みくらいはのんびり過ごしましょう。コロナは気になりますけどね・・・それはそれとして。ではよい夏休みを。

 

 

そろそろお盆ですね。

そして暑いです。セミの鳴き声も、なんだか大きくなってきたような気がします。夏ですねえ・・・

私は季節の中だと「冬」が一番好きです。理由は長くなるので止めときますが、2番目は「夏」。夏が好きな理由はこれも色々あるんですが、そのひとつが前述の「セミ」です。セミの鳴き声、大好きです。「ヒグラシ」の切なさ、「ミンミン」のロングブレス、「クマ」のやかましさ・・・。地域によって生息種が異なり、また時間帯や夏の時期によっても聞こえてくる鳴き声が変わる。だからでしょうか。私の夏の思い出は、セミの鳴き声の種類によって分類・記録されているような気がします。

 

ブログを始めてそろそろ1年になります。去年の夏は良いこと悪いこと色々ありましたが、今年の夏休みはまずは平穏に過ごしたい、ですね。将来セミの鳴き声を聞いて思い出すであろう今年の夏が、皆様にとっても良いものになりますように。

 

証拠の保全方法_pdfファイル化する(2020/8/2更新)

内容微調整して再掲します。後で余裕があれば画像付き解説にする予定です。

悪意あるホームページにあなたの個人情報が不名誉な内容を伴って掲載されてしまったとします。あなたは直ちに警察に被害届を提出し刑事告訴、さらにはサイト運営者を民事で訴えることにしました。このような場合、証拠を被害者の側でしっかり残しておく事が必要になります。そのやり方を解説していきます。

ホームページを「民事裁判の証拠として有効となる状態で」保全する場合、単なるスクリーンショットだけでは不十分となる可能性があるのです。大体裁判になる頃にはページは閉鎖されています。そこでスクリーンショットを出しても、相手が「それが本物かどうかわからない」と指摘してくる可能性があります。そこで、サイトの内容だけでなく、保全した日時とURLが同時に含まれる状態でファイルを作成し保存したほうが間違いないです。

 

その簡単な方法として、pdfファイル化する方法を記載しておきます。ブラウザがchromeの場合です。

 

①右上の「設定」より(・・・を縦に並べた模様のところです)「印刷」を選び、

右上の「送信先」から「PDFに保存」を選びます。

②「詳細」をクリックし、出てくるメニューの中にある「ヘッダーとフッター」にチェックを入れます。これで日付とURLが入ります。

③最後に「保存」を選んで、自分のわかる場所に保存します。これで証拠ファイルの作成完了です。

 

 これでURLと日付を含んだpdfファイルが作成できます。pdfファイルはごくごく一般的な保存形式ですので、取り扱いが便利です。例えばSDカード等に保存してコンビニに持っていけば印刷可能です。注意点としては、ホームページの構造によっては、単純なpdfファイル化ではレイアウトが崩れてしまう場合があります。その場合はサイズを調整する等の工夫が必要です。難しい場合は、面倒ですが地道にスクロールしながらスクリーンショットを撮っていく(PCなら、日時が入る形で撮影する)等すれば良いかと思います。

 

Google「古いコンテンツの削除」個人情報をGoogle検索結果から消したい!(2020/8/2更新)

Google及びYahoo!の検索結果から、表示されて欲しくない内容を消す方法について解説する記事です。この方法は、対象となるページや書き込み内容等が既に消えていることが前提になります。※まだ消滅していない場合は、サイト運営者側に連絡を取り消してもらう必要があります(ただしこれは運営者が善意の第三者である場合の話です。運営者に悪意がある場合、自分で連絡を取るのは危険を伴います)。よくわからなければ、違法・有害情報相談センターへ相談することをおすすめします。詳しく手順を説明をしてもらえます。

 なおYahoo!はGoogleの検索エンジンを流用しているので、Google検索結果から消えれば自動的にYahoo!からも消えます。この辺は色々あるので、別記事も参照ください。業界も昨今のネット誹謗中傷問題への対応を余儀なくされており、今後色々改善していくことが期待されています。

 

さて「仮の話」ですが、ある悪質なサイトが発生し、そこにあなたの個人情報が何かしらの不名誉な内容を伴って掲載されてしまったとします。その結果、あなたのお名前をGoogleで検索すると、悪質サイトが検索結果に出てくるようになってしまいました。これは困る!ということで行政等に相談した結果、行政からサイトに対して指導/命令等が行われました。そしてサイト運営者は警察の捜査を恐れ、サイトを消して逃亡したとします。無事サイトは表示されなくなった訳ですが、Googleであなたのお名前等を検索してみると、いまだにその悪質サイトが表示されてしまう。そういう場合の対処法がこの記事の内容です。「古いコンテンツの削除」についてご説明する記事です。

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古いコンテンツの削除

 

※サイトが健在な場合は、この記事とは別の方法でGoogleに申請する必要があります。

法的な理由でコンテンツを報告する

この場合はGoogleが申請内容に対して応じるかどうかを個別に判断することになります。「サイトの内容」によりますが、一般的にGoogleはなかなか削除に応じてくれないと言われています。私の意見としては、このような場合はまずは「法務省の人権擁護局」と「違法・有害情報相談センター」に相談されることをお勧めします。この話は、別記事でまとめ直します。

 

さて話を戻します。ここで説明するのは「サイトが消えている」が「Google検索には出てくる」場合の対処法です。簡単にいいますと、以下の3つのステップで行います。

 

①削除したい対象のURLをメモする

②Google削除申請のページから、そのURLを入力・申請する

③数日待つ

 

 

これだけです。誰でもできます。この申請はPCからでもスマホからでもできますが、ここではPCから行う場合をご説明いたします。その前にQ&Aを。

 

Q:ホームページがまるっと全部消えたんだから、Googleからも全部消えるんじゃないのか?

A:まあそうです。そうですが、なかなかGoogleからは消えない場合があります(放っておいてもいつかは消えると思われますが、いつになるかは不明確です)。検索に出てくるのは、最新の状態ではなくGoogleが適当なときに記録した過去データなのです。放置した場合、それが消えるのは気まぐれGoogleさんが次にサイトを訪問したタイミングです。今日かもしれませんが、来年かもしれません。なので、できるだけ早期に削除申請したほうが良いというわけです。

 

Q:申請するURLって、何を入れればいいのか?

A:ページ内ならどこでも良いわけではありません。勿論ホームページのトップページを入れとけば全部消えるなんてことはないです。あくまで「Google検索にでてきたページのURL」を申請しなければなりません。複数ある場合は、それぞれ全部申請する必要があるということです。

 

Q:どうやって申請するURLを探せばいいのか、よくわからぬ

A:Googleで検索した結果として出てくるURLのうち、消したいURLがそれぞれ対象です。また、次の方法を使えば、対象サイト内に限定した検索を行うことができるので簡単です。Googleの検索枠内に、次のように入れて検索します。

 

site:(ドメイン名) スペース (さがしたいもの)

 

※ここで注意:この検索方法は、「例の件」に代表されるように、サイト側がまだ健在な場合は使うことをお勧めしません。サイト運営者側に検索ワード情報が伝達する可能性があるからです。もし行うとしても、必要最小限にとどめたほうが良いと考えます。

 

例えば本ブログのトップページURLは「https://chizunokai.hatenablog.com/」ですが、ドメイン名は「chizunokai.hatenablog.com」になります。つまり//と/の間がドメイン名です(www.は不要です)。site:をドメインの前に付けて検索すると、「そのページの中で探しなさい」という指令になります。例えば本ブログの中から「自治会長」という文字列を探したい場合は、以下のように検索します。

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Google検索での見つけ方

検索結果に「約115件」とありますが、これは本ブログ内の115個のURLに自治会長という文字列が含まれていたことを示します。例えばもし本ブログが悪いサイトであり、勝手に自治会長さんの個人情報を掲載していることが判っている場合は、このようにして探し出すことが可能です。

ただしこの方法で調べたからといって、必ずしも全てを網羅できている保証はありません。あくまでGoogleが貯め込んだデータの中から探しているだけです。あんまり新しいものは検索に出て来ない場合もありますし、逆に既に消えているのに出てくる場合もあります。ただGoogle検索から特定のサイトの中にある情報を探して削除したいのであれば、この方法で探すのが一番確実簡単です。

 

検索結果から削除したい(削除すべき)URLですが、上記画面の青文字タイトル部分あるいは緑色の文字列上でマウスを右クリックし、「リンクのアドレスをコピー」を選べばコピーできます。サイトを開く必要はありません。サイトが健在な場合は、むしろ開かないほうが良いです。開かないでください。このようにしてコピーした削除用URLは、メモ帳ソフトなんかに記録しておくと良いと思います。手書きでメモってもいいですが、後で大変だと思います・・・

 

 

では、次のステップに移ります。今度は、Googleの所定のページにアクセスし、先ほどメモったURLを入力して申請していくわけです。あらためて申しますが、この申請は誰でも簡単にできます。勿論お金は一切不要です。この作業を弁護士や削除屋に頼む必要は全くありません。そのために必要となる準備がひとつあります。

 

1.Googleアカウントを作成する

既に持っている場合はそれを使ってください。無い場合はGoogleアカウントを作成する必要があります。 詳しくはこちらをご覧ください。

Google アカウントの作成 - Google アカウント ヘルプ

Googleアカウント=メールアドレスを作成後、Googleにログインした状態で申請を進めていきます。

 

2.古いコンテンツの削除を申請する

申請用のページから、先ほどメモしたURLを、ひとつずつ入力・申請していきます。所定の枠内に消したいURLを記入し、送信するだけです。簡単ですが、さらに以下で詳しく説明していきます。まず、Googleアカウントにログインした状態で、以下のリンクにアクセスしてください。

 

古いコンテンツの削除

 

ちなみにアカウントに未ログインの状態で上記にアクセスしても、ログインを促されると思いますのでそのときにログインすれば大丈夫です。

上記にログインした状態でアクセスすると、以下の画面になります。そうしましたら、後は以下の2ステップを行います。

①枠内に消したいURLをコピー&ペーストする

②「削除をリクエスト」ボタンをクリックする

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申請画面

 基本的にはたったこれだけです。この「削除をリクエスト」を行うと、URLの解析作業が行われます。申請したページ全体が既に削除されていた場合は、以下のような結果が表示されます。そしたら左下の「削除をリクエスト」を押して完了です。

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URL分析結果(ページ消滅済の場合)

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リクエスト完了

上記のOKを押すと、もとの画面に戻ります。最上段に申請したURLが表示され、ステータスは「保留」となります。後は待つだけです。通常、数日(2~3日)かかると思います。数日後、同じページにアクセスしてみてください。

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削除申請後のステータス

 申請していたときに表示されていた「保留」が「削除済み」になっていれば、検索結果からは完全に消えている筈です。確認の為、Googleで検索してみてください。先行してスニペット(ページの説明文)が消えるようです。

ちなみに、この「削除済み」状態では、Google側はまだデータ自体を所有しています(ちなみに右端の「再登録」を押すと検索結果に再度表示されるようになってしまいます)。このまま(数日程度)待っていると今度は「期限切れ」に変化します。これでようやくGoogle側のデータも削除されます。・・・される筈なのですが、稀にしばらくしたらまた検索結果に出てくる場合があるようです。ですが大抵の場合は気にしなくても大丈夫かと思います。この理由は私にはわかりません。過去のフォーラムを読んでも理由がわかりませんでした。中の人は「特殊な調べ方をしているだけだから、気にしなくても良い」というようなことを書いていましたが、そうでもないような。

 

以上は、問題となる検索結果の元となるページ自体が削除されていてる場合です。

 

一方、対象のページ自体は消えずに存在するものの、対象の「書き込み」自体は消えてる場合もあるかと思います。例えば掲示板サイトに個人情報の削除を要請したところ、全体の削除はされずにその書き込み部分だけ削除された場合です。5ちゃんねるへ書き込みの削除申請して認められた場合は、これに該当します。この場合は、URLの分析結果が以下のようになります。

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URL分析結果(ページ非消滅済の場合)

「はい」にチェックをいれ、「次へ」をクリックします。すると以下のウインドウが表示されます。

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キャッシュとスニペットを更新することで削除する

さらに、「スニペット・・・」にチェックをいれ、「次へ」をクリックします。

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削除された内容の一部を記入する

このとき、枠内に「検索結果には含まれるが、最新のサイト上では既に消えた文言の一部」を記入します。例えば、検索結果にあなたの名前や住所がヒットしたが今はサイト上ではその部分のみ削除されている場合、その名前や住所の一部をここに記入してやる、というのが本来の申請方法です。ですが別に真面目に入れなくても通ります。例えば「A」とだけ入れれば大丈夫です。後は「削除をリクエスト」を押して完了です。

要するに、Googleに対して「検索結果に含まれているデータは古いです。最新のサイトでは、この部分はもう消えてます。至急Googleが持っているデータを更新してください。また、対象ワードが消えている以上は、検索結果からこのサイトを外してください」という申請をするわけです。

こちらも数日待てば検索結果から消えます。ただし、この方法でもうまく消えないことがけっこうあるようです(ステータスが「拒否」になる場合です)。この場合は、何度かしつこく試してみるか、とりあえず待つしかありません。

 

なお、この削除リクエスト送信後に「エラー このURLの削除リクエストは既に行われています。」と表示されることがあるかもしれません。その場合は、(あなた以外の)誰かが既にそのURLの削除を申請していた、ということです。同じURLを重複して申請することはできない仕様です。その場合はとりあえず「待ち」です。数日後、Google検索して消えていればOKです。あるいは、消えていることを確認できたとしても念のため再度申請してみても良いと思います。一度削除されたURLは、再度申請できるようになります。自分が関連するURLは、自分の手で消したほうがすっきりしますので。

 

以上となります。長々とご説明しましたが、一度理解し経験すれば非常に簡単ですし、おそらく誰にでもできる申請です。この程度のものであれば、弁護士や削除屋その他に依頼する必要は全くないと思います。もし機会があれば(無いほうが平和で良いのですが)、今後の経験値を積むためにも、ぜひご自分でトライしてみてください。そしてもし余裕があれば、出来る範囲で構いませんので、他の方の分まで削除申請しといていただけると、被害が少しでも小さくなるのではないかと思います(悪質サイトに個人情報が大量に掲載されていたが、サイトが消滅した、というような場合の話です)

 

 

さて。

色んな動きがありまくったので、色んなことを考えています&考えました。その結論としては、私は自分にできることをやりながら、当面静かに見守ることにしました。伝えたい人に伝えたいことがあっても、伝えたくない人に伝えたくないことが伝わってしまうかもしれないので(何がなんだかわけがわかりませんがw)、個人的に例の件に関しての発言は暫く控えようと思います。もちろん、必要だと確信するような情報があれば、都度発信したいなとは思っておりますが。

 

私と同じように事件についてやきもきしている方いらっしゃるかもしれませんが、コロナのこともありますし、落ち着いてまずは生活を優先させるのが良いのではないかと思います。私はそうします。個として簡単にできる、応援メッセージとか意見を各所に送ることはやってますけれど。

暑くなってきましたし、皆様熱中症にもお気をつけください。お年寄りや持病を抱える方、あるいはそのご家族なんかは本当に大変だと思いますが、この夏も冬も、そしてその先も無事乗り切れることを心より祈っております。

 

「一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)」と「青少年ネット利用環境整備協議会」

先のSNS等誹謗中傷問題に取り組む業界団体として、「一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構(SMAJ)」が今年の4/24に設立されています。サイトはこちら。

smaj.or.jp

SNS問題に関する緊急声明を5/26に出していたんですが(以下)、

https://smaj.or.jp/news/pressrelease_20200526.pdf

そのときはまだ団体のサイトがありませんでした。そしたらウェブサイトがいつのまにか出来てて(6/26)、7/21には総務省+法務省とコラボしたスローガン+特設サイトを発表していました。

no-heart-no-sns.smaj.or.jp

まあ正直サイト自体は急造感が拭えませんが、中で紹介されている人権擁護局と、違法・有害情報相談センターは頼りになる存在です。そんなSMAJにも「お問い合わせ」フォームがありますので、それをご紹介しておきます。

https://smaj.or.jp/contact

 

SMAJの母体となる「青少年ネット利用環境整備協議会」にも、「お問い合わせ」用のメールアドレスが表記されています。以下。

青少年ネット利用環境整備協議会|お問い合わせ

青少年ネット利用環境整備協議会 事務局

seishonen[アットマーク]jilis.org

※[アットマーク]の部分には@を入れてください。

 

上記団体が運営するSNSの中には、文章で問合せを行えない(行いにくい)ものがあると思います。そういうサービス相手にクレームを入れたい場合、この団体宛に問合せするのはひとつの手だと思います。たぶん。

 

最後に、所属している団体名リストを以下に。

青少年ネット利用環境整備協議会|参加事業者

【参加事業者】

■幹事社
グリー株式会社

株式会社サイバーエージェント

株式会社ディー・エヌ・エー

株式会社ミクシィ

Facebook Japan株式会社

LINE株式会社

Twitter Japan株式会社


■参加企業
株式会社アップランド

ココネ株式会社

合同会社スタープリンス

株式会社ナナメウエ

株式会社ミラティブ

モイ株式会社

株式会社ユードー

株式会社Bob

ByteDance株式会社

株式会社ITI

Social Town

「最近の動き」まとめ

6/29 国立印刷局が、「官報情報検索サービス」の利用規約を改訂することを発表しました。

https://search.npb.go.jp/kiyaku_kaitei.html

この規約は8/1より有効とされています。具体的には、データの不正な抽出と利用に関して大きな制限がかけられる内容となっています。

 

7/14 とある事件に関して個人情報保護委員会が行政命令を出していました。方法は「公示送達」です。詳細は後述。

 

7/16 日弁連が以下のような意見書を出しています。

https://www.nichibenren.or.jp/document/opinion/year/2020/200716_4.html

この日弁連の意見書と7/14の行政命令との関連性はわかりませんが、立場的に命令について知らかなったという可能性は低いと思います。意見書取りまとめが7/16、「内閣総理大臣、財務大臣、個人情報保護委員会」への提出が7/28だそうです。ちなみに同種の意見書は、全国司法書士協議会からも2/17に出ています。以下。

http://www.zenseishi.com/opinion/2020-02-17-01.html

 

7/29 0:00ジャストに「日経新聞が個人情報保護委員会が行政命令を出す意思を固めた」とのスクープ記事?を出しました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62015710Y0A720C2MM8000/

他の報道機関からは報じられませんでしたが、「一定の配慮」がなされたのかもしれません。この日、個人情報保護委員会が出していた公示送達の効力が生じました(掲示後2週間経過により。これで見ていない、知りませんでしたは通用しなくなります)。夕には以下のリリースを出しています。

https://www.ppc.go.jp/files/pdf/200729_meirei.pdf

 

具体的には個人情報保護法第18条、及び第23条第1項に違反していると断定しています。また、このリリースによって、既にこれら「事業者」に「勧告」を行っていたことも正式に公表されました(これは既に別の資料上で示唆されていました。これらも公示送達で行われたようです)。ちなみに勧告は従わなくても罰則ないのですが、命令は従わなければ罰則があります。「6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金」です。

 

これでこの問題は、少なくとも「個人情報保護法違反」として刑事事件化したことが明確になりました。また日経記事によると、Google等の検索サービス事業者に対し、これら事業者のサイトを検索結果に表示しないよう要請することも視野に入れているそうです。昨今のSNS等での誹謗中傷問題とも関連ありますから、何らかの対応(特にYahoo!)は期待できるのではないかと思います。

 

 

意見募集

パブリックコメントの締め切りが近づいているので、以下にまとめておきます。

 

「インターネット上の誹謗中傷への対応の在り方についての意見募集」

www.soumu.go.jp

締め切りは7月24日(金)です。

 

 

「発信者情報開示の在り方に関する研究会中間とりまとめ(案)に対する意見募集」

www.soumu.go.jp

締め切りは8月14日(金)です。

 

 

「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)の改正に関する意見募集」

search.e-gov.go.jp

締め切りは7月27日(月)です。

 

どれも重要なものだと思ってます。

 

 

個人情報保護士のロゴ

個人情報保護士の合格者特典のロゴがダウンロードできるようになっていたので、一応貼ってみたり。

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どういう方向に進むか考え中、監査人講習受けるか?しかし38000円(税別)は高い・・・個人的には民法とか賃貸住宅取引関連(宅建)に興味あるんですけどね、しかし本業では全く役に立ちません。まずは法律の世界の方とちょっとでもお近づきになるきっかけのひとつにできたら十分、かな。

 

コロナの状況どんどん悪くなっていますね。高温多湿の夏でこれですから、乾燥する冬場のことを想像すると恐ろしいです。皆様もできる限りお気をつけて。

 

 

 

忙しくてブログの更新も

含めてなかなかできてないのですが、やりたいことは色々あるのです。時間が取れたら随時やっていこうと思っています。

 

(追伸)個人情報保護士の発表今日でしたが、無事合格しておりました。別にこの認定そのものが直接何かの役に立つわけではありません。役に立つのは勉強した内容知識であって、それをどう使っていくのかもこれからの自分次第。合格して終わりではなくて、これを次のステップに繋げていくことが大事だと思ってます。

 

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6/24 「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)の改正に関する意見募集」開始

個人情報保護委員会が、「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)の改正に関する意見募集」を開始しています。期限は7/27(月)までです。個人的には、この意見募集も非常に重要性の高いものだと考えています。詳細は以下です。

 

search.e-gov.go.jp

 

別途詳細は書くつもりですが、まず上記リンクの「新旧対照表」をご覧ください。今回の意見募集は、基本的にこの対照表に記載された内容についてのものになっています。しかし、以下のガイドラインをご覧ください。

 

https://www.ppc.go.jp/files/pdf/guidelines01.pdf

 

このガイドライン、なんと全112ページもあります。それに対して、今回の法改正に対応して行われるガイドラインの改正は、たった9ページだけです。足りなくないです?国会答弁ではガイドラインで判り易く示していくと言っていたのに。

もちろん、これだけかどうかは明言されていませんし、この後にさらに具体例に触れるQ&Aの追加更新もあるでしょう。しかし現時点では足りないと言わざるを得ないです。

 

ということで、全体及びその他についてガンガン意見を出したいと思っております。

 

 

6/25 発信者情報開示の在り方に関する研究会(第3回)@総務省

総務省の有識者会議が開催されており、資料も公開されています。以下より。

 

www.soumu.go.jp

 

 

 

また、この件に関する高市大臣の発言は以下です。

www.soumu.go.jp

 

ちょっと量が多いので、まだよく見ることができていませんが・・・。論点は「発信者情報の追加」や「新たな裁判手続の創設」となっているようです。あと個人的に注目したいのは、公明党の資料にあった記述ですかね。その部分を抜粋します。

「法務省の人権擁護機関は、被害者からの申告等を端緒としてインターネット上の権利侵害情報の削除要請をプロバイダ等に行っている。この削除要請は本省の確認を得た上でなされており、高い専門性と慎重な判断に基づくものであるにもかかわらず、任意で削除される割合は6割程度にとどまっている。」

人権擁護局の削除要請があっても4割は削除されていない、という現状にちょっとびっくりです。この辺はもっと機能・体制・権限(実効力)を強化しても良いのではないかと思います。

 

 

自民党PT_インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の更なる対策に向けて

自民党の三原議員を座長とする、「インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策PT」の提言資料が公開されてました。以下リンクより。pdfファイルがあります。6/11日。

 

www.jimin.jp

 

「次期臨時国会を念頭に法改正及びその他必要な対応を早急に行う」とのことなので、「年内を目途」ということかと思います。そして16日には、法務大臣に申し入れを行っています。下記。

 

www.moj.go.jp

 

具体的な中身がまだ十分見えているとは言い難いので、まずはそれを待ちたいところです。PTメンバーは上記リンクに記載ありますので、色々ご意見するのも良いかと思います。