個人情報ほご自治会

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オプトアウト

 個人情報保護委員会では、「オプトアウト届出書」を公開しています。最近ですと、令和元年11月8日に更新されています。以下そのリンクです。

 

オプトアウト届出書一覧

 

 これを眺めてみて下さい。ご存知の方は「ん?」と思うかもしれませんが、わりと最近、あるあるソフトとサービスを販売する会社のものが更新されていました。

 この会社が取り扱っている物の概要はご存知の方も多いと思います。印刷局発行のものを取り扱っているところです。私もこれに関する情報は以前から知っていました。ですが、完全に見落としていました。

 

 この会社、「本人の求めに応じて当該本人が識別される個人情報の第三者への提供を停止すること」を明確にしています。当たり前ですね、そうでないと違法ですので。その会社のホームページを隈なく読むと、申請用紙を印刷し、身分証明書のコピー(免許証はNG、保険証などだそうです)を添えて申請すると無料で削除に応じる、との記載がありました。

 

 ここからは私個人の意見ですが、対象の方は削除申請すべきだと私は思います。このソフトやサービスを利用している者が悪意を持ってデータを拡散する可能性が否定できないからです。今は違っても、これから先そうでないとは言い切れません。可能性の芽は、出来る限り摘んでおいたほうが良いと思います。そもそも、我々にはその権利があるのです。

 

 ちなみに、このような話について事前事後に弁護士さんや司法書士さんから説明を受けた方、いらっしゃいますでしょうか?私は教わりませんでした。結局、知らない人が損をする仕組みなんですね。

 

 なお、他にも沢山の名簿屋、ゼンリンなども届出を出しています。自分のデータを持っているかどうかは開示請求をすれば確認できると思われますし、その会社が持っているかどうかは大体予想がつきます。例えばゼンリンの場合、フルネームで表札を出していたらほぼ間違いなく所有しているでしょう。気になる方は請求したり、可能であれば削除申請してみてはいかがでしょうか。