個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

水平展開すべき②⇒インターネット上の海賊版に対する 総合的な対策メニュー及び工程表について

 先の記事で触れたように、「知的財産戦略本部」は2019年10月18日に主題資料を発表しています。これは「漫画村事件」対策として策定されたものです。そういう視点で見ていただくとわかりますが、「速効性がありサイトの息の根を止められるような対策」は、この中にはひとつもありません。そんなものは現時点では存在しないのです。漫画村運営者は逮捕されましたが、フォロワーは当然それを見ているわけで、そうならないよう対策してくるでしょう。つまり、サイト作成手法が似ている某個人情報拡散サイトについても残念ながら同じような状況であろうということが推測されます(実際はちょっと異なる点(=データの入手経路から追えるのでは?)もあると思っていますが、少なくとも未来を見据えると同じ状況だと思っています)。ですので我々被害者は、ひとつの手段に偏りすぎず、全方位で事態が改善するように取り組んでいく必要があると思っています。

 

 では、細かく見ていきたいと思います。海賊版対策と、主に某サイト類(個人情報拡散サイト)対策を想定し、対比させながら考えてみます。まず、第一段階「できることから直ちに実施」に関してです。けっこうな長文になる予感がしますので、適当なところで記事を分けます。全部読んでくれる人はいないかも知れませんが・・・

 

海賊版(1)著作権教育・意識啓発

・官民で連携しながら、より効果的な著作権教育・意識啓発を実施する【総務省・文部科学省・経済産業省】

⇒要するに、みなさん違法な行為は止めましょう、作者に敬意を持ってお金は払いましょう、という教育と意識啓発です。これはとても大事だと思います。某に関しては、以下のような感じでしょうか。

 

個人情報(1)人権教育及び個人情報保護法の遵法教育・意識啓発

⇒安易なネット利用の恐ろしさを適切に教育していくことは非常に重要です。加えて、お金に関する教育(カードローンやリボ払い)や、破産や個人再生の仕組みについての教育も、なにげに必要ではないかと思います。これまであえて蓋をして人目に付きにくくしてきた弊害が今出てきているように感じますので・・・速効性はゼロですがやるべきです。特に学校でのお金に関する教育は、絶対的に不足していると思います。

 

一回切ります。