月曜日
1日1日を大切にして、今週も頑張りましょう。
7都府県を対象とした緊急事態宣言前後における全国主要都市の人口変動分析
https://www.nttdocomo.co.jp/utility/demographic_analytics/
ドコモが公開しているビッグデータ(総務省の要請を受けて公開されてるものです)によると、どこの都市でも人が減ってますね。仕事でどうしても休めない人も多い中、強制力のない要請でこれだけ減るんだから、みなさん真剣に対応なさっているという証拠と感じます。ただ、この数字だと感染者の増加は緩やかになる程度で「減らない」と言われてます。それと、単純にお店とかもう営業できない状況に追い込まれているだけ、という事もあるでしょうし。国は今後の戦略をどうするのか・・・いつまでもこんなの続けられないわけで。
なので、ブラジルみたいに早々に封じ込めは諦めて経済活動再開しよう、って国も出てきてます。全体としては凄く理解できますけど、個人は、例えば身近に大切な守りたい人がいるような場合は困ってしまいますね。
もうすぐ月末で、多くの人は家賃や住宅ローンの支払いが待ってます。退去して安い所へ引っ越せば?と言うのは簡単ですが、例えばお店のテナント賃貸は、住宅用賃貸と違って退去時の原状回復等の条件が非常に厳しい契約になっています、大抵。何もなしの状態で借りて、何もなしの状態で返すというのが通常です。飲食店だと什器を全部撤去する必要があり、相当なお金がかかります。
退去予告も、賃貸住宅ですと通常1カ月前に家主さんに告知すればOKですが、テナントだと3~6カ月前に予告するのが一般的だそうで。今月で閉店します、となっても半年先までの家賃支払い義務が発生します。しかし延滞交渉っていっても、大家さん側だって賃料収入無いと困るわけで。抵当権設定されている賃貸物件もあるので、賃借人が払えないと賃貸人も一緒に飛びかねません。こうして商店街から店がひとつまたひとつと消えると、それだけ人が来なくなって元気だった店にも影響が出ます。
例えば飲み屋が消えればタクシーも運転代行も必要なくなりますし、生鮮食品の卸先も売り上げが消失。パートやバイトで働いていた人が仕事を失い、お子さんの進学や大学に通っている学生の生活に深刻な影響が出る、とか・・・こういうの色々考えると頭痛くなりますね。思わぬところで思わぬものが繋がっていて影響を受ける。世のシステムは複雑怪奇です。バタフライエフェクト。というほど離れてはないでしょうけど上の話は・・・
日本は方針が判りにくて決断が遅いし、いまだにどっちにでも転べるよう保険をかけている感があるうえ、「察してください」みたいな発表も多いので、個人でも判断を誤ると酷い目にあいます(先日の30万円の件が良い例ですね)。こんな状況だからこそ正しい情報収集って大事だと思います。
そして個々のちょっとした努力は、きっと変な所で連鎖して、全体としての大きな力の一部になるんだと信じたいですね。ぷよぷよだって、一つ目がなければ大連鎖にはなりません。適当に置くとすぐに積みあがってゲームオーバーです。そう思って、小さなことでもちゃんとやっていくしかないですね。