個人情報ほご自治会

インターネット初心者が、ネットに溢れる悪意と戦う為の知恵を共有する場所

「会」についてのご提案

 某個人情報拡散事件に関して、ひとつご提案させていただきます。この件に関して、GoogleやYahoo!に対して継続的に削除リクエストを出している方は多いと思います。そのときGoogleの法的な削除リクエストの場合ですと「あなたが法的権利の代理人を務める企業や組織の名前」という欄があると思います。そこに何かしらの「会」の名前を入れませんか。Yahoo!やGoogleの他の削除リクエストには、組織名を書く欄は存在しないのですが、その他の所などに追記する形で良いと思います。

 

 いずれ「会」は結成され動き始めると思いますが、まだその具体的な設立方法や運営方法にまで踏み込んだ議論は、まだまだ進んでいないのではないでしょうか。その理由のひとつは、これまでネット上には被害者が安心して議論できる場所が無かったことだと思います。そして事件炎上からかなりの時間が経った今でも、その状態が続いています。なんとか数名程度の繋がりができた方はいらっしゃると思いますが、その垣根を超えるとなると相応のリスクが伴います。明確な被害者として情報発信されている方も、まだ本当に少ないです。

 またリーガル関係のサイトもいくつかありますが、それらもうまく機能しているとは思えません。勿論水面下で進展があることを期待していますが、そんな現状に歯がゆい思いをしている方は多いのではないかと思います。

 

であれば。

 

 さっさと個人単位で「会」を設立し(劇団ひとり方式)、皆がそれを名乗って個々に活動すれば、それはもう実質的に「会」ができたのと同じにできると考えました。誰かが代表にならなければ会が作れないけれど、誰も代表にはなりたくない。このことが、この事件にとっての大きな制約でした。しかしこの方法ならば、代表者不在でも会が作れます。後はツイッターなどで情報発信しながら、少しずつ集結・連携して輪をつなげていけば、いずれ大きな「力」が生まれると思います。まあそこが一番難しいのですが、いずれ誰かがなんとかして解決すると思います(人任せ)。きっと、仕組みのほうが後からついてきます。そのうち何かのきっかけで代表者が出てきたら、その方の下に群がれば良いだけです。当面は船頭多くして船山登るかもしれませんが、どっちに行けば良いのかもまだ分からない状況ですし、それはそれでアリだと思います。試行錯誤です。

 

 名称は「(例のサイト)被害者の会」でも良いのですが、それだと被害者ではない方が参加し難いかもしれません(考えすぎかもですが)し、この件に限らず別の個人情報晒しの被害者の方にもご協力いただきたいと思っています。ですので、被害者と限定しない名前のほうが良いと考えます。それに、他の事件に関しても出来ることがあれば協力したいと思っております。本ブログはそのような事を開設当初から考え、汎用性のある内容を意識して記事を作っています。

 

 また、会の名前にサイト名称を入れることには反対です。それは、そのサイトが無くなっても問題自体が完全に解決するわけでは無いからです。新たなサイトが出てきたら、会の名称に困ってしまいますし。最悪、寿限無状態になります。もうひとつの理由は、名称を入れることで多少なりともサイト拡散に繋がることです。これはできるだけ影響を小さくしたいと思っています。

 

ということで、私の提案する会の名前は「個人情報のネット晒し行為をなくす会です。私は、これで今後活動していきます。関係各所への情報提供や連絡相談などでも、水面下の活動は全て会を名乗ります。無駄にw 無駄ではないと思うので。水面上の活動は、都度判断します。

 

 ただし、何かもっと(かっこ)良い名称案ありましたらご意見ください。秘密結社的な名前も捨てがたいですが、真面目には活動します。賛同いただける方、ぜひご協力よろしくお願いいたします!

 

※「被害者の会」としたくない理由について、あらためて最後に書いておきます。この点は、皆様色々なお考えがあるかと思いますが、あくまで私の考えです。また他の方の意見や、実在する他の被害者の会を否定するつもりは全くありません。

 「被害」という言葉は、当然ネガティブなワードです。故に「被害者の会」という名称は、受けたマイナスがあって、それに対する補償や賠償を求めるために活動する会、という印象を外部から持たれるのではないかと思います。当然それはそれで良いのですが、私はそういうマイナス力、例えば恨みや怒りをあまり今回の活動の燃料にしたくありません。事件の性質からも、それが良い方向に働くとは思えないのです。そして、あまり攻撃性の強いワードを会の名称に入れないようが良いと私は思っています。解決した後に起こるであろう事も、少し視野に入れています。

 それから、別に隠れて活動するために「被害者」の名称を避けたいわけでもありません。堂々と活動すれば良いと思っていますし、実際できる範囲ではそうしています。ですが、これも事件の性質上リスクがあるため、今はそうせざるを得ないだけです。ただ、皆が皆表立って活動できる訳が無いことは判っておりますが、そろそろ一歩でも半歩でも勇気をもって前に踏み出さないといけない時期になっていると感じています。

 最後に、犯人側に対して自分達を大きく見せたいが為に、虚勢を張る為に見せかけの会を作りたいのでもありません。そこはどちらかというと逆で、誰がどこで何をしているのかさっぱり判らない会のほうが、むしろ良いのではないかと思っています。細かくは濃いけれど、広くは薄ーく繋がっていて、それぞれが時間のある時にできることをする。なんかふわっとした表現ですが、まずはそこから始めれば十分ではないかと。以上です。(2020年1月14日)

 

(2020年1月15日追記)

 賛同いただきありがとうございます。この件に限らず、何かネット上で良からぬものを見つけたら、それがご自分のものでなくても都度(勿論出来る範囲で)「適切な対処」をお願いいたしたく。同じようなことが起きていた場合、案外根っこの部分は繋がっているものではないかと思いますし(いろんな所で火事が起きたけれど、捜査してみたら単独犯だった的な)。

 それに某に関連するものに限っても、「本丸」以外にも色んな場所へ飛び火していることが考えられます。その中には本丸と同じくらい消し難いものもあるでしょうが、簡単に消せるものもある筈です。そういうものをもし発見したら、都度消し方を調べて対処いただければと思います。そして可能ならそのノウハウを共有していただきたいです。(※ただし、共有方法も難しい面はあるのですが)

 というのも、全てを一人や二人で対処するのは絶対不可能だからです。どこかの専門家に情報を集約して対処をお願いする方法も考えられると思いますが、個々の対応力を強化することも大事です。そうでなければ同じことの繰り返しになります。自分のものが消えた人は何も残さず順次ログアウトする一方、新たにログインしてくる人はどうしていいかわからず右往左往・・・というのは、これからはできるだけ無くしたいです。

 

 色々いっぱい書いてしまって恐縮ですが、上記は全て私個人の方針であって、基本的に個々の活動は自由だと思っています。活動のターゲットは絞りたい、という方は例えば会名の前に「官報」を付ける等でも良いかと思いますし。よろしくお願いいたします!